地元企業紹介
長崎船舶装備株式会社 [ホームページ]
こんにちは。学部58回卒業の久保翔史と申します。
私はJR長崎駅より長崎バスに乗り換えて香焼方面へ。古河町バス停より歩いてすぐの長崎船舶装備株式会社にて勤務しております。長崎港を望む、オーシャンビューが自慢の立地となっています。
弊社の主力業種は船舶関連の内装施工業です。省庁・企業様向けの船が中心であり、一般の方にご存じ頂く機会に恵まれない事が多く、この場をお借りしてPRさせて頂きます。
ここで、弊社の歴史に関してご説明致します。
長崎船舶装備株式会社は、昭和十八年九月に設立致しました。戦時中、当時の海軍省からの通達により艦艇を建造している全国七地区の船舶内装業者は統合し、会社となることを通達されました。その地区の一つとして長崎船舶装備株式会社(当時は長崎艦船装備株式会社)が設立致しました。七社あった艦船装備も、現在は神戸と弊社のみが存続しております。
弊社も今年で74周年を迎えました。ますます発展していこうと決意を新たに、社員一同業務に臨んでおります。
さて、皆さまは施工管理に関してどのようなイメージをお持ちでしょうか。よく頂くのは、「専門知識・資格が必要ではないか。」という質問です。陸上建築物は、「~級建築士」等といった資格がありますが、船舶内装に関しては必須資格というものが存在しません。私も経済学部出身ですが入社当時は施工管理業務を行っており、同期も理系学部より文系学部の方が多いという状態でした。専門学部がない為、ゼロの状態から「よーいドン」で業務を覚え、成長して行きます。
知らなかった業界に魅力を感じる新入社員もいる一方、想像したことがない業界に入る事に不安を覚える方もいます。そこで、「研修制度」を導入しています。一例として、配属先で「OJT研修」を行っています。三十歳前半の社員が教育係となり、現場・事務仕事の教育を行います。安全の配慮や、現場での行動を先輩社員と行動して学んでいきます。
私の個人的な話になりますが、最初の配属先は新潟営業所でした。新潟へ向かう新幹線の中、四月だというのに雪が残っている様子を見て、遠くまで来てしまったと感じたことを覚えています。初めての一人暮らしで不安はありましたが、営業所長が配属日に多忙の中、一日かけて不動産・電気・ガス会社を車で案内し、入居する家の周りを説明してくれるなどよくして頂きました。心強く感じたことを覚えています。
社内の人間関係は、上記エピソードだけではなく様々ありますが、社外の人間関係に関してお話しします。私たちは「施工管理」ですので作業を行って頂く協力業者の方々がおられます。作業員の方は年配の方が多く、現場の指摘・お願いの仕方で悩むこともありましたが、よく答えて下さいました。納期が近い中、仕様変更があり工程が厳しかった時に「君の頼みなら仕方ないね。何とか間に合わせるよ。」と承諾して下さった時には認められた気がしました。非常に嬉しく、工事が終わった時に作業員の方と一緒になって喜んだことを覚えています。
やりがいは人それぞれと思いますが。業務の中でやりがいを多く見つけることができる点が弊社の魅力と感じています。船の居住区という大きなものを自分の管理の元作っていく事、作業員の方と汗を流して一緒に働くこと、認められること、お客様の要望に応えること、満足される姿を見ること、完成した船を見送るとき、等様々です。
仕事は大変なこともありますが、やりがいを見つけることができれば人生の大きな財産になると思います。
皆さまも私たちと共にやりがいがある仕事をしませんか?そして、成長していきましょう。皆さまと一緒に働ける時を心よりお待ちしています。